第1回 ムラコラム「ギューンの進化論」
久しぶりの、いや久しぶり過ぎる「競馬SUMMIT」の更新です。
更新されなかった理由は色々ありますが、主に「サイトにアクセスできない!」との声が多数届いたので、
その問題が解消されるのを待っていたら疎遠になっていったというのが正直なところです。
ですが、オオタケくんが”「コラム」という文字が流れてくると「ムラコ」さんと混同する!”という内容のツイートを今朝していたので、
ちょうどいい機会だから「ムラコラム」をやってみよう!それも「競馬SUMMIT」で!という運びとなりました。
まずは、ウマバラで通算2回目の「10万ウマバラポイント」を達成できました!ありがとうございますw
エプソムカップ(G3)では、18人気のトーラスジェミニ(2,000p×33.1倍=66,200p)を的中させ、その分の1番人気のカフェファラオの単勝(2.0倍)に転がして12万p!
変態馬券師組合なので基本的には穴のさらに奥を狙っているのですが、何が何でも変態を狙っているわけではなく、
ちゃんと来ちゃう1番人気を冷静に見極められたことは嬉しいポイントです。
それにしてもカフェファラオは強かったですね~。コロナがなければ、アメリカの本場での活躍が見たかったです。(これからどうなるかわかりませんが…)
では、なぜあんなに強いカフェファラオの単勝を「2.0倍」で買えたのしょうか?(イメージでは単勝1倍台)
答えは、レッチェバロックの存在です。
土曜日の夜の段階では、レッチェバロックが1番人気の時もありました。
これは、土曜日のダート1600mのレースに要因があると思います。
土曜日の東京ダート1600mは3レースあったのですが、全てで4枠より内の馬たちが1~3着を独占!
基本的に同条件は外枠が有利なので、これは雨による特殊なバイアスが発生してるのは一目瞭然でした。
この結果を見て、レッチェバロックに期待する人が増えたのです!
金曜日の段階でカフェファラオの単勝に60,000pを宣言してしまっていたので多少焦りましたが、馬場が乾いてきたら必ず外枠有利になる!と祈りにも近い発言をウマバラで連呼していました。w
その祈りは日曜日の東京1Rで、祈りではなく確信に変わりました。
東京2R ダート1600m
⑯ラブロッソー(単勝6人気 12.5倍)が1着!
続いての、
東京4R ダート1600m
⑯インプルソ(単勝4人気 8.4倍)が1着!
東京ダート1600mが本来の「基本バイアス」に戻っている!
そう、このコースごとの「基本バイアス」を知ってるか知らないかで馬券のくみ立ては大きく変わってくると思います。
【ダート1600m 基本バイアス】
・外枠有利(特に8枠)
・距離延長不利
僕自身も、僕の周りもレッチェバロックは危険だと思っていました。
それは上記の【ダート1600m 基本バイアス】と真逆だったからです。
【レッチェバロック 内枠・距離延長】
ただ、この基本バイアスを知らない方は圧倒的なパフォーマンスで連勝しているレッチェバロックをカフェファラオの相手筆頭に考えるのは自然なことです。さらに、雨という大きなアドバンテージ(内枠有利バイアス発生)を受けたかに思えたわけですから。
【ダート1600m 基本バイアス】があまり知られていないことと【(前日の)雨による内枠有利バイアス発生】でレッチェバロックを買う人が増え、カフェファラオが結果的に「単勝を2.0倍」で買えたということになったと思います。
・今考えている新理論
昨年、ウマバラで頻繁に登場したギューン表(枠順とテン1Fの速さを考慮した展開予想図)をよりわかりやすく進化させることを考えています。
大切なのはメンバー構成。単に内有利や外有利などの【基本バイアス】だけではなく、人気馬がどこに位置するのかがとても重要と考えます。
それは、やはり騎手心理。マークの意識が大きくなればなるだけ騎手心理による【展開バイアス】が出現します。
ウマバラで出せなかったギューン表をご覧ください。
(※もちろんレース前に作成したものです。)
まずは上位人気馬の位置をざっくり把握します。
人気馬がバランス良く各ポジションに配置されているのがわかります。
こういうレースは【展開バイアス】が発生しにくく、荒れにくい傾向にあります。
続いて、【騎手心理】を考えます。(※↖︎は騎手の意識を示しています。)
やはりカフェファラオに睨まれるレッチェバロックは非常に競馬しにくい状況になるのがわかると思います。
結果はハイペースになったのもありますが、道中では完全に目標にされた形となりました。
では逆に【展開バイアス】が発生しやすく、荒れやすいメンバー構成はどういったものでしょうか?
それはエプソムカップ(G3)がまさにそうでした。
同じく上位人気馬の位置をざっくり把握します。
続いて、【騎手心理】を考えます。(※↖︎は騎手の意識を示しています。)
上位人気馬が後ろで、しかも雨で前が有利の馬場状況。
人気薄の前の馬が穴を開ける絶好のメンバー構成だったのです。
結果、前の馬3頭で決着!
ここで大切なのは、前の馬が人気薄だということです。
当然のことながら、前に行く馬が人気所なら【騎手心理】は前に向きます。
トーラスジェミニは最低人気の18番人気だから買わないのではなく、18番人気(人気薄)だから買うのです!
久しぶりの更新、そして第1回目の「ムラコラム」はいかがだったでしょうか?
今週はいよいよ宝塚記念(G1)ですね!メンバー構成はかなり豪華なので予想にも力が入ります。
詳細はまたウマバラで語り合いましょう!
最後に、大変な状況の中でも競馬があることに感謝します。
ムラコ
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